〜愛車がもっと好きになる〜 | ◆Last up date 2005.8.30 |
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『デイライト運動』をご存知でしょうか?通常夜間に点灯するヘッドライトを日中も灯火することで、対向車や歩行者からの視認性を良くし、事故などを未然に防ごうという運動です。タクシーやトラックなど運輸・運送業界を中心に行われていて、実際交通事故の発生率が30%削減したタクシー会社があったり、海外では法制化して日中のライト点灯を義務化している国もあるようです。しかし一方で、日中にヘッドライトを点けることは夜間も含めて常時点灯している状態になるため、電球やバッテリーを消耗してしまうデメリットもあります。
そこで開発されたのが高輝度LEDを用いたデイライト(※)です。通常の電球に代わって高輝度LEDを用いることで、ヘッドライトに比べて消費電力が約100分の1、電球の寿命が半永久的となり、上記のようなデメリットは殆ど無くなりました。これで一気に普及するかと思ったのですが、以前ほど盛んにデイライト運動が叫ばれていないせいか、まだデイライトを取り付けているクルマは少ないように思います(むしろ走り屋達の夜間走行時のドレスアップアイテムになっているような気が・・・)。
確かに「昼間にライト点けるだけで交通事故防止なんて・・・」と思うのですが、たまにデイライトを取り付けているクルマを見かけると、視線がそちらにいって気にしている自分がいます。つまりそれだけそのクルマに注意を払っているわけで、交通事故対策としては意外に有効ではないかと考え、それ以来デイライトをいつか買おうと思っていました。
今回、2005年の年始のクルマ専門店のバーゲンセールで安くて取り付けも簡単なデイライトを見つけたので、さっそく購入し取り付けてみることにしました。
※補足:「デイランプ」や「デイタイムランプ」と表記していることも多く、どの記述が正しいのか筆者では解りかねましたが、当ページでは「デイライト」で統一しています。GoogleやYahoo!で情報を集めるときは「デイライト」だけでなく、「デイランプ」や「デイタイムランプ」でも検索してみたほうがよいかと思います。
筆者の知る限り、デイライトには青色に点灯するものと白色に点灯するものの2種類あります。白色もいいけれど、やはり青色の方が目立ってカッコいい。しかし青色のものはパッケージに「競技車専用※一般道ではご使用になれません」と表記されていたり、クルマ専門店によっては「保安基準非適応のため青色デイライトの取付拒否」を明言しているところもあります。気になったのでネットで検索してみると、ライトの色だけでなくデイライトの取り付け自体のことについて車検の合否を心配している方も多いようです。
筆者は念のため白色のデイライトを購入し、ひと月後に控えた車検を終えてからデイライトを取り付けました。しかし「デイライト」と「車検」の関係について未消化なままでしたので、本ページを作成するにあたってもう一度調査したところ、以下の条件であれば車検が通るようです。
(参考HP:「TOY’s PAGE3」→「DIY」→「デイライト取付」)
通常市販されているLEDデイライトであれば恐らく300cd以下です。この場合、法律上では「その他灯火類」に分類されるため、赤以外であれば車検は通るとのことです。逆に300cdより光量があると「灯火類」みなされ、白・黄色以外は車検に通らないとのことでした。
また「夜間にデイライトを灯火してはいけない」という話しもあるようですが、これも「その他灯火類」であればそのような規制はないとのことです。ただ、ヘッドライトやスモールライトと同時に点灯するように配線している場合は、「車幅補助灯」とみなされ、青色は不可となることもあるそうです(まぁ「デイライト」なのにヘッドライトやスモールと連動させる人はまずいないと思いますが・・・)。
以上のように白もしくは青色のLEDデイライトであれば法律上車検には通りますが、車検場および検査官によっては不可となることもあるようです。そのようなことは本来あってはいけないことですが、車検時に揉めたくない方は最初から白色のものを取り付ける、もしくは車検時のみ取り外すことが無難と筆者は思います。
*追記(2005.8.30)
これは300cd以上ある前照灯についての規制です。一般的に300cd以下であるLEDを使用したデイライトは「その他灯火類」のため、取付位置については特に規制は無いようです。誤解を招くような情報を流してしまい申し訳ありません。ここに訂正とお詫びいたします。
なお、ここに記述している内容は筆者が調べたものでありますので、車検を受けられる方はまずご自身で確認し自己責任でお願いいたします。
筆者が購入したデイライトは、バッテリーに直接接続し、クルマの振動を検知したらスイッチON、振動を検知しなくなってから60秒後にスイッチOFFとなるタイプでした。この通りに接続しても良いのですが、筆者は以下のような仕組みでスイッチングしたいと考えました。
これだと、キーを回さないとスイッチONになりませんし、夜間にスモールを点灯した時点でデイライトはスイッチOFFとなります。運転席にスイッチを設けなくてもよくなるため、エンジンルーム内だけの配線で済みます。1.および2.についてはエンジンルーム内のヒューズBOXから電源を分岐するとして、問題は3.です。スモールONでデイライトのスイッチOFFとするにはどうしたらよいのか?
またも色々とネットを検索するうちに、エーモンの掲示板を見つけました。クルマに電装品を取り付ける際の接続方法などについて質問を書き込むとwebmasterが回答してくれるという初心者にとっては大変ありがたい掲示板で、過去ログを見ると筆者から見ても初歩的な質問でも丁寧に回答されていました。そこで思い切って質問を書き込んでみました(2005年2月17日)。すると翌日の朝に早速回答していただきました。それによると同社製品の5極リレー(品番1246)を使い、以下のように配線することで実現可能とのことでした。
どうやら取り付けの目処が立ったので、次の休日に上記リレーとコネクターやギボシ端子などを購入し、早速取り付けを開始しました。
今回使用した部品です。左下のリレーの他に、汚れ拭きやコネクター、ギボシ端子、配線止めを購入したため、部品代だけで3,000円近い出費になりました(泣)。 |
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今回購入したデイライトです。通常4,100円ぐらいで売られていたのをバーゲン特価の2,980円で購入しました。 |
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デイライトの箱の裏です。このような振動検知型の他にも、車内のシガーソケットにスイッチを差し込んで、無線でライトON/OFFを制御出来るものもあります。 | |
ヒューズBOX内から電源を分岐しました。検電テスターで調べて、写真の太い茶色のコードがACCと連動していることを確認し、コネクターでリレー赤に繋がる電線(赤)と接続しています。 | |
スモールについても検電テスターで調べ、リレー青に繋がる電線(緑)と接続しました。 | |
ヒューズBOXを固定しているネジがあるので、そこにリレーを固定しました。 | |
デイライトへとのびる電線は写真の位置からフロントグリルの方へ引き込みました。ズボラなので、特に固定していないです。 | |
リレーへの接続はギボシ端子を使います。あまり慣れていないので、ギボシ端子と電線の接続に一番時間が取られました・・・。 | |
取付後の写真。ナンバープレートのすぐ脇に取り付けてみました。ただ位置的にちょっと低いので、フロントグリルに取り付けてみるのもありかなと思います。 | |
写真だとわからないですが、デイライトを直視すると眩しいです。これなら視認性も向上していることでしょう。 | |
デイライト横から。取り付けは付属の両面テープのみです。外れないか心配しましたが、しっかりと付着して問題ないようです。 取り付け位置が低いので、弱冠上向きに固定しています。 |
取り付けたあと自分のクルマがどんな風に見えるか(ちゃんとデイライトが役割を果たしているのか)心配でしたが、先日妻がクルマに乗って迎えに来てくれたとき、他のクルマより(視認性が向上したという意味で)目立っていたので安心しました。信号待ちなどで前に黒いクルマが止まっていたりすると、デイライトの灯りが反射して見えたりすると密かに楽しいです。
ただいくら視認性が上がったとは言え、その分安全に対する意識が低くなってしまっては意味がありませんので、これからも安全運転していきたいと思います。
(注意)
以上の作業手順は筆者が行った内容であり、正規の手順とは異なる部分もあるかと思います。作業の安全は保証できませんので、あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。
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