〜愛車がもっと好きになる〜 | ◆Last up date 2005.2.23 |
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エンジンがオーバーヒートしないようにする役目を持っているのがラジエーターです。ラジエーター内には冷却水が循環していて、エンジンが一定温度以上にならないようエンジンを冷やしてくれています。しかし冷却水は別名「不凍液」と呼ばれるように0℃以下でも凍らない性質はありますが、沸点は100℃で普通の水と変わりません。エンジンは非常に高温になるため、冷却水をそのまま使用していたのでは沸騰して気化してしまい、ラジエータ液がすぐに無くなってしまいます。これではあっという間にオーバーヒートしてしまいます。
そのためラジエーターは密閉されています。密閉した空間にすることで、エンジンの熱により冷却水が膨張しようとしても、空間が限られているため、液の圧力が高まり、結果として沸点が高くなります。つまり100℃になっても沸騰しなくなるわけです(気圧の低い山の上だと沸点が低くなるのと逆の原理)。
このラジエータ内の圧力を調整する役目を持つのがラジエーターキャップです。あまり聞きなれない部品かもしれませんが、上記のように実は非常に重要なパーツです。ラジエーターキャップの性能が劣化していないかどうかはクルマ専門店で簡単に計測できます。もし基準値より下回るようであれば、高い物でもなく取り付けも簡単なので、交換することをお薦めします。
(注意)
以下の作業手順は筆者が行った内容であり、正規の手順とは異なる部分もあるかと思います。作業の安全は保証できませんので、あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。
まずはホームセンタやクルマ専門店などでラジエーターキャップを購入しましょう。このとき、備え付けのカタログを見て自分のクルマにはどの型番のキャップを選択すればよいのかを調べましょう。
ラジエーターキャップは「TRD」や「PIAA」、「無限」などの有名メーカーからも販売されています。通常売られているものよりも多少値段が高くなりますが、ラジエータ内の圧力が基準より高くなっているため、エンジンの冷却効果が高まります。さらにエンジンルーム内をドレスアップする効果もあります。筆者も購入したかったのですが、本HPの「節約」という趣旨に反するので止めました(T-T)。
購入したラジエーターキャップ(ラジエーターバルブ)です。「1年に一度交換しましょう」と書かれていますが、そんなに頻繁に交換する必要はないでしょう。 | |
このように冷却水のタンクとラジエーターが繋がっているところにラジエータキャップがあります。 | |
キャップのロックは2段階になっています。反時計まわりにキャップをゆっくり回すと、1段階目のロックが外れます。 ★注意★ キャップを開けるときはエンジンを切り、十分にエンジンを冷やしてから行いましょう。熱湯が噴出し大変危険です! |
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1段階目のロックが外れたら、さらに反時計まわりに回します。 | |
2段階目のロックが外れました。これでキャップを取り外すことが出来ます。 | |
キャップを取ると縁まで冷却水がきています。ちなみにトヨタ車は赤い冷却水が最初に入れられていますが筆者は緑色の冷却水に入れ替えました。 | |
亀裂などが発生していれば即交換しましょう。 | |
新しいキャップに交換しました。体感上、特別変化は感じません。 |
以下をチェックしておきましょう。
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