〜愛車がもっと好きになる〜 | ◆Last up date 2005.11.6 |
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最近のクルマは燃費の良さをウリにしているせいか燃費計を標準装備しているクルマが多く出てきています。しかしそれはこの2〜3年のことで、それ以前のクルマには燃費計は付いていません。筆者の旧ラウムも燃費計を標準装備していませんので、燃費を計るには満タン法を使用するしかありません。しかし満タン法は給油と給油の間の平均燃費にすぎません。アクセルを踏み込んだ瞬間の燃費や一定速度で巡航したときの燃費、任意の区間の燃費などをリアルタイムで知ることが出来ないのです。これらが解ればクルマを取り巻く各種の状況が燃費にどのように影響するのか、燃費を良くするためのヒントが得られるかもしれません。
と、いうわけで燃費計を購入し、取り付けることにしました。
クルマに後付け出来る燃費計を探したところ、テクトムの『燃費マネージャー』とHKSの『CAMP』の2つを見つけました。(と、いうよりこの2つ以外には見つからない・・・。自作している方もいましたが、難しそうだし・・・。)
色々と調べてみると、以下のように一長一短があり、どちらがよいのかは一概には言えないようです。
筆者としては燃費マネージャのようなコンパクトなものが好みなのですが、旧ラウムは接続対象車種に含まれておらず、結果的にHKS−CAMPを購入することになりました。
さてヤフオクでCAMPを購入して、説明書を見てみました。
まず、CAMPはモニタが付属していないので、別途モニタを用意する必要があります。筆者のクルマにはカーナビを取り付けていましたが、AV入力端子が標準装備されていないため、カーナビのオプションで売られているAV入力端子が付いた専用のハーネスを別途購入しました。
さて一番の問題は、6本のリード線がまとめられているメインハーネスです。6本のリード線は色分けされていて、それぞれ以下のようにクルマの信号線に繋がなければなりません。
CAMPの説明書には一応各メーカーの各車のECU(コンピュータ・ユニット)の場所とコネクタ図が添付されていて、どのリード線をECUのコネクタのどれに接続すればよいかわかるようになっています。ただCAMPという商品自体が古く、載っている車種の年式はいずれも1990年代前半のものばかりで正直役に立ちません。仮に年式があっていたとしてもマイナーチェンジでECUが変わっている可能性もあります。そのため自分のクルマのECUのコネクタ図を入手する必要があります。
ECUのコネクタ図を入手するため、ディーラーに向かいました。店員さんに説明するときに「燃費計」と言うと怪しがられそうなので(根拠はないですが・・・)、「カーナビを付けたいので、ECUのコネクタ図が欲しい」と説明しました。その際、説明書も持参して上記の信号線を取り出したい旨を告げました。店員さんはECUの配線図(コネクタ図)をコピーしてくれ、さらに上記の信号線がコネクタ図のどれにあたるか一緒に探してくれました(感謝!)。そのときの配線図とコネクタ図がコレです(旧ラウムユーザ以外には殆ど役に立ちませんが・・・)
筆者はカーナビの取り付けを以前自分でやっていたため、そのときに収集した情報も役立ちました。カーナビを取り付けたことがない方は、当HPのカーナビ取付のページを参照してください。
上述の長所の欄に書いているように、CAMPは色々な機能を持っています。中には「?」な機能もありますが(笑)、燃費を計測・比較する上で大変役に立つ機能ばかりです。
CAMPのメインメニューです。親指を立てた白い手がカーソルで、リモコンを使って移動させます。 |
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燃費を計測するためのパラメータを設定する画面です。重量(WEIGHT)を設定して給油を合計2回やればパラメータが決定します。 |
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前回からの経過時間(TIME)、走行距離(DISTANCE)、消費燃料(FUEL)、平均燃費(COST)、平均時速(SPEED)がまとめられている画面です。 給油時に燃費や消費燃料を確認してからリセットします。 |
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CAMPのなかで最も便利な機能がこれ。任意の区間の燃費や消費燃料を計測することができ、なおかつそれを最大5つまで保持することができます。 例えば、ある地点まで行くのに複数あるルートのうち、どのルートが望ましいか、距離、燃費、消費燃料、経過時間などから比較検討することができます。 |
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アナログタイプのメーターです。その時点での燃費や速度を直感的に見たいときに便利です(このほかに消費燃料や回転数とかも選べます)。 燃費のメータは、アクセルを離すと針がMAXを指してしまい実際の燃費が判らないため、あまり使用していません。 |
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先ほどとは逆にデジタルタイプのメーターです。表示項目はあらかじめ固定されていて、アナログの様に選択することはありません。 左側の枠の左側に棒グラフのようにリアルタイムで表示します。字は小さいですが、現時点の燃費を正確に知ることが出来るので、このモードを表示していることが多いです。 |
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CAMPの画面の文字色・バックカラー(上部・下部)の設定が出来ます。白文字・上部黒・下部紫で設定しています。オレンジ文字・上部黒・下部黒っていう設定もいい感じです。 | |
水槽です。良い燃費が続くと魚が生き続けられるそうですが、やったことないのでワカリマセン。 | |
標準付属のリモコンです。実質、十字キーとENTERキーしかつかいません。 | |
リモコンの受光部です。目立たないようにハンドルの左横に両面テープで付けています。 |
標準装備している最近のクルマも含めて、現在販売されている『燃費計』の中で、これだけ多機能なものはCAMP以外には無いと思います。絶版品ですので、なかなか見かけることはないと思いますが、燃費を深く知りたい方ならば買って損はないと思います。
取り付けるのに多少勇気が要りますが、カーナビを取り付けた経験があれば大して難しいわけでもありませんし、是非一度チャレンジしてみてください。
(注意)
以上の作業手順は筆者が行った内容であり、正規の手順とは異なる部分もあるかと思います。作業の安全は保証できませんので、あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。
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