〜愛車がもっと好きになる〜 | ◆Last up date 2004.11.28 |
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最近カーナビを付けているクルマが多くなりました。数年前は高級品でしたが、技術革新と熾烈な価格競争のおかげで10万円以下のカーナビも数多く売られています。最近の機種はTVやDVDを見れるだけでなく、内蔵したハードディスクにCDを録音出来たりするなど多機能化が進んでいます。
しかし安くなったとは言えそれなりの機能を求めると30万円程する機種が大半であり、決して安い金額ではありません。そのうえ買ったお店で取り付けてもらう場合でも工賃として1万〜1万5千円ほどかかるうえにクルマを数日預けることもあるようです。
ネットで買えば市場の価格に比べて数万円安く購入できますが、他所で購入したカーナビの取り付けをクルマ専門店などに依頼した場合、工賃として2万〜3万円程度を請求されることが多いようです。
せっかく安く購入したのに何万円も取り付け料を払うのが嫌な方、それでは自分で取り付けてみてはいかがでしょうか?
前述したようにカーナビは近年多機能化してきています。まずはカーナビにどのような機能を求めるのかを整理しましょう。
以下に最近のカーナビの主だった機能を挙げてみましたので、購入の際にどの項目を重要視するのかランク付けしてみましょう。
地図の精度 | ナビに求める機能として基本中の基本ですよね(笑)。各社違う地図を使っているかというと実はそうではなく、地図の提供元によって3つに分けられます。 |
自車位置精度 | これもカーナビの基本機能です。自車の位置がどこにあるかを正確に把握しないと道案内は出来ません。とは言え、10年近く昔の機種ならともかく、最近の機種であれば自車位置の精度は各社ともほとんど差はありません。 |
ルート検索 | いかに最適な道案内が出来るかはカーナビにとって永遠のテーマですね。VICS※が設置されているエリアも拡大してきていますが、なかなかユーザのニーズに応えられるだけの道案内は出来ていないのが現状です。アルパインやカロッツェリアのナビには走行中でも積極的にルート検索を行う機能があるそうです。 ※VICS(Vehicle Information and Comunication System)の略。 |
モニター | カーナビを取り付ける上で最も頭を悩ますのがモニターの設置場所です。運転中の視界を妨げず、ナビの操作を行いやすい位置がどこなのか十分に検討しましょう。 |
操作方法 | 以前はリモコン方式ばかりでしたが、最近の主流はモニター上のキーを押すタッチパネル方式です。直感的に操作が出来るため、説明書を熟読しなくても結構使いこなせます。 |
オーディオ | 最近のナビはAVが充実しています。TVが見れるのは当たり前、CD・MD・MP3で音楽が聴けるし、DVDだって見れる。さらにはハードディスクに音楽をコピーしておくことも出来たりして「やりすぎじゃないの?」って気がするくらいです(笑)。 |
地図データ | 現状、カーナビの地図データは「DVD」「HDD(ハードディスク)」「通信」の3種類があります。 |
筆者は2001年の夏にカーナビを購入しました。イクリプスのAVN―5501DVで、当時の最新機種です。
自車位置の精度が高いカロッツェリアや高画質のパナソニックと迷いましたが、2DINサイズの中にCD/MD/TVがまとめられていて、タッチパネル、フィルムアンテナなど実用性と先進性を兼ねた機種はこれしかないと判断し購入しました。
近年カロッツェリアや他メーカも同様なカーナビを売り出していることから考えても、この判断は正しかったと思います。
取り付ける前にまずは情報収集です。高い機械ですから、誤って壊したりしたら・・・(泣)。筆者はネットでカーナビを取り付けた方々の体験記を沢山読みました。最も良いのはマイカーと同じクルマを乗っていらっしゃる方のナビの取り付け体験記でしょう。内装のはがし方や、どのようにナビを接続したか、モニターをどこに取り付けたか等等、参考になることが多いです。ただ、人気車種ならともかくマイナーなクルマではなかなかそういうページに巡り会わないのも事実(筆者のラウムもそう)。
そこで役に立つのがSONYのSONY Mobile Electoronics Infomation。車種・型式でインパネの外し方や、車速センサや配線コネクタの図など、カーナビの取り付けに役立つ情報が得られます。PDF形式なので誰でも閲覧できますし、印刷しておけば取り付けのときに役立つことでしょう。それを見ながらカーナビを購入する前に一度練習のつもりで取り外したり、配線などを確認しておくと、いざ取り付けるときに慌てなくて済みます。(ホンダのクルマはインパネを外すのが大変らしいです・・・)
それでもわからない、もしくは書いてあることが自分のクルマとちょっと違うという場合には、ディーラーに行って聞いてみましょう。ついでに配線図なんかもコピーしてもらえるとよいですね。
取付説明書を読み、部品が全て揃っていることを確認しましょう。取付説明書は基本的に業者さん向けのためか、懇切丁寧な説明はありません。でも図とかが多いので取り付けのイメージは掴めるはずです。よく読んでおきましょう。
取付の際に使用する道具・パーツは大体以下のものを揃えておくとよいでしょう。
作業を始めると足りない道具や部品を気軽に買いにいけません(クルマの内装、バラバラですから!)。ですから、下準備には十分時間をとりましょう。
なお、カーナビの取り付けにはかなり時間がかかることを考慮して、早朝から行うのがよいでしょう。
まずはバッテリーを取り外しておきましょう。電装部品を取り付けるときの鉄則です。
取付には3時間ほどかかりましたが、このうち2時間ぐらいはフィルムアンテナの貼り付けに要した時間です。筆者はビクビクしながら慎重にやったため2時間もかかりましたが、実際はそれほど時間はかけなくても取り付けできるはずです。
アースはテスターを使って調べます。カーナビの配線のうちACCなどの電源をテスターの+側に繋ぎ、−側をボディの各所に触れて探したところ、助手席下のボディについていたネジがGNDだったのでここにアースを接続することにしました。
実は最もやっかいなのが配線です。どのようなクルマにでも取り付けられるようにするためか、カーナビのコードはどれもかなり長く、結構余りました。プロならばシートや内装を取り外してうまく隠すのでしょうが、仮に内装を外したとして元通りに戻せる自信がない筆者は助手席の下や足元などに置いています。コンモリしてますが、そこは妥協。もし何か機械に不具合があったときに、内装を外したりするのは大変ですし(言い訳)。まぁそのうち綺麗にまとめようと思います。
取付は既に3年前に終わっているため、取付後の写真を掲載します。あまり参考にはならないかもしれませんが・・・。
現在の取付状態です。旧ラウムは(この時代の車にしては珍しく)オーディオの位置が高いため、ナビの視認性・操作性とも問題なく満足しています。 |
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このオーディオ部分にナビを取り付けるには、まず内装はがしで、写真のように枠を浮かせて取り外します。 |
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枠を外したところです。ナビの左右にネジが見えます。写真では見えませんが、奥にも左右にネジがあり、計4箇所で固定しています。長めのドライバーで、かつ磁石付きのものがあると取り外すときに重宝します。 | |
ネジを外して引き出したところ。ナビを取り付けるときに内装に傷が付かないように注意しましょう。 | |
全部取り出すと後が面倒なので、ナビの後部を上から撮りました。イクリプスの場合、トヨタのクルマのコネクタと信号線の並びが同じだったため、そのままカチカチとはめ込めば接続できました。 | |
AVN―5501DVは市販のカーナビで初めてフィルムアンテナを採用した機種です。アンテナのコードは写真のようにピラーの内装を外してその中を通しています。 | |
カーナビ本体から出ている映像の出力端子、アンテナのコードはブースターに接続します。ブースターは助手席の足元に置いています。 なかなかコードってキレイにまとまらないんですよね(筆者だけか?) |
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VICSの受光部です。フロントパネルの真ん中に置いています。 一般道路で渋滞情報を受信しても、田舎に住んでいるのであまり役にたってません(渋滞していてもその道を行くしかない・・・)。しかし高速道路では前もって事故車や制限速度情報を報せてくれるので便利です。 |
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GPSのアンテナです。フロントパネルの助手席側に置いています。 車内ですが受信感度は良好です。 |
自分でカーナビを取り付けてみると、それほど難しい作業ではないことがわかると思います。例えば新車を購入してクルマを乗り換えるときに、今まで使用してきたカーナビを新車に移動させることも可能になります。
内装を外したり電装品を取り付ける作業はどのクルマであっても大筋は変わらないので、一度経験しておけばその技術は一生モノといえます。是非一度チャレンジしてみてください。
(注意)
以上の作業手順は筆者が行った内容であり、正規の手順とは異なる部分もあるかと思います。作業の安全は保証できませんので、あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。
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